グランドスラムの優勝トロフィーとオリンピックの金メダル

昨年のプロテニス界では記録に関する話題が多い一年であった。生涯グランドスラムの達成やオリンピックの金メダル獲得を含めた、ゴールデングランドスラムの達成、一つのグランドスラム大会の連覇数の更新など盛りだくさんの内容であった。プロテニス界には男女それぞれに数多くの国際大会がある。そこで勝ち上がりポイントを重ね世界ランキングが決まっていくのだが、選手たちにとってグランドスラムという大会はポイントを稼ぐというより優勝トロフィーを勝ち取るための憧れの大会になっている。優勝者はトロフィーを手にすることが決まった瞬間身体中で喜びを表すほどであった。そのこともありオリンピックに出場するよりグランドスラムに出場する方が重要と考えられれていた。しかし、オリンピックは4年に一度の大会である。その中で自国の代表として金メダルを取ることにステイタスを感じる選手が増えだした。ポイントがあれば誰でも出られる大会ではなく自国の代表として選ばれなければならないため考え方によってはグランドスラムより出場するのが難しい大会になっている。様々な事柄が重なり出場希望選手が増えた要因となっている。ただしグランドスラムのトロフィーとオリンピックの金メダルすべてを手にすることは至難の業であることに変わりはない

数多くの優勝トロフィーよりたった一つの金メダル

昨年のオリンピックでは日本選手が様々な競技で活躍をしたくさんのメダルを手中にした。その中で大会が開催される前から金メダル候補との呼び声が高く期待を一身に集めた選手が数人いた。オリンピック前の国内や国際大会では必ず優勝をしたくさんのトロフィーを勝ち取っていたが、4年に一度のオリンピックはそれらの大会とは全く違う舞台ということが、選手にのしかかるプレッシャーから感じられた。先日、一人の体操選手のオリンピックでのドキュメントが放送されていた。国際大会では敵なし状態で表彰台の中央でトロフィーを受け取るのが当たり前と思われていた体操選手だ。圧倒的な得点差でオリンピックチャンピオンになるものだと大会前は誰もが予想をし疑わずにいた。しかし、オリンピック本番になって選手は今まで決して犯すことのなかった演技ミスをした。会場が一瞬どよめいた。インタビューの中でオリンピックには魔物がいるのは本当だったと話していたことが印象的であった。自分の演技にプライドを持ち続けいた選手は金メダルを取るために競技直前に確実な演技構成にプログラムを変えた。自分の美学よりタイトル奪取を選ぶ。オリンピックチャンピオンになるというのは選手にとってそれほど重要なのだと認識させられた気がした

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